不動産のご売却には、諸費用がかかります。実際に、売主様のお手元に残る金額は、物件の売買価格から、これらの売却諸経費を差し引いた分になります。「予想以上に売却諸経費が高かった…」「もう少し手元に残ると思っていたのに…」と思っても、残念ながら手遅れです。そんなことのないように、事前にしっかりとチェックし、ご売却を計画的に進めていきましょう。

1.登記費用

不動産の名義を変更するために必要な費用です。『氏名・住所変更登記』『抵当権抹消登記』『建物表示・変更登記』『建物滅失登記』『相続登記』『司法書士の本人確認による移転登記』…などがあります。費用は、お手続きをしていただく司法書士の先生に支払います。

2.仲介手数料

仲介を担当する不動産会社に支払うお金です。不動産会社に支払う仲介手数料について、もう少し詳しくご案内いたします。
仲介手数料の計算方法は、売却代金の3.24%+64,800円(8%の消費税込)です。この金額は、宅地建物取引業法に定められている上限報酬額となります。例えば、売却代金が2,000万円の場合だと、仲介手数料は712,800円(消費税込)になります。この仲介手数料は『完全成功報酬型』ですので、不動産のお引き渡し(=取引完了)になって初めて頂戴しております。そのため、不動産が売れなかった場合や、売却活動中には一切費用は発生いたしません。

3.その他

○測量費用(必要な場合のみ)
地や建物のお取り引きで、現地の境界杭が1つでも無い場合や、買主様から要望がある場合には、売主様のご負担にてお土地の測量が必要になります。

○印紙代
不動産の売買契約書に貼付する印紙をご購入いただきます。(取引価格によって印紙代はかわります。)

○譲渡所得税
その物件の取得価格よりも、売却価格が上回る場合に課税されます。取得価格が証明できない場合は、売却価格の5%となります。

○建物解体費用やリフォーム費用など(必要な場合のみ)
既存建物を解体後、更地にしてお引き渡しをする場合は、建物解体費用が必要です。また、ハウスクリーニングやリフォームをしてからご売却をされる場合には、リフォーム費用などが必要になります。

○お引っ越しや仮住まい費用など(必要な場合のみ)
お住まい中のご自宅をご売却されるお客様は、お引っ越し費用が必要です。また、お住み替えをご検討のお客様は、購入先行型か、売却先行型かによって、仮住まい費用が必要になる場合がございます。